世にも奇妙なお婆さん
今日の夜20時頃だ。
私は事務仕事をしながら、今日一日を振り返っていたときにそのお婆さんは突然整骨院にいらっしゃった。
その時の出来事を、皆にも伝えていこうと思う。
お婆さんはドアを開けて入ってくるなり僕に向かってお話しをしてくれた。
いやぁ、おたくには失礼だけど、マッサージで根本的な治療にはならないよ。
院長さんに聞いたんだけどね、保険をきかせて針ができるんだって?
あの、院長さんって誰ですか?
それは言えないよ。
マッサージと、針があるんだろ?
あたしの周りでもね、針をしてしびれまで治ったっていう人がいるんだよ。
こんな会話を15分程したあとに、料金、施術の流れを聞いた頭の真っ白なお婆さんは、暗い雨の中にその姿を消した。
あのお婆さん、一体何者だったのだろうか。
まとめてみた
・院長さんという方については、とても信頼されている様子だ
・しかしその院長さんのところでは、おそらく針施術をしていない
・院長さんはマッサージをしてくれている様子だ。そして院長さんのことについてはひた隠しにする何かしらの理由がありそう
・でもマッサージでは症状は改善しないと信じ込んでいる
以上、こんなところだ。
どしゃ降りの雨の日の夜、突然お婆さんがいらっしゃって、自分が一番多く行っているマッサージを断固拒否された際には、
なんだか不気味な気分になり、神社にでも行って手を合わせたくなる気持ちになる。
そして今も部屋で一人パソコンに向かっているが、雨は降り続けているのだ。
家のインターホンがもし鳴ったら、それは何かの誤作動に違いないと今から決めておこう。
なんだかんだ、おばけよりも生きている人が怖いんだよなぁ。
院長さんは、あんただよ!なんて言われる夢、見なきゃいいなぁ。
そもそもどうして初めて会ったのに、僕がマッサージをしているとわかったんだ?
世にも奇妙なお婆さんでした。
押忍!!
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